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「県立観音崎青少年の村が存続できるよう市長に努力を求めました」2010年第3回定例会で井坂議員が一般質問

9月2日から始まった市議会第3回定例会。今議会から、本会議でも市長との質疑が一問一答方式で行うことができるようになりました。

井坂しんや議員は9月15日、論点がわかりやすいように一問一答方式を採用し、市長に一般質問を行いました。

観音崎青少年の村は利用者が多く、みんなに喜ばれている施設

観音崎青少年の村は、1982年開設、県が社団法人神奈川県青少年協会に施設を貸し付け、年間約800万円の補助金を支出して運営されています。

年間の利用者数は、1万4000人を超え、土・日・祝日、夏休み期間中は予約がいっぱいという利用率の高い施設です。

県は市への移譲か廃止の意向

201010-1-1昨年、県は神奈川県立青少年施設のあり方検討会を立ち上げ、青少年関連の5施設などの検討を行い、12月に答申が出されました。

その検討の結果、観音崎青少年の村は、利用者の4割以上が横須賀・三浦地域の住民なので公園管理者か横須賀市への移譲を働きかけ、だめなら廃止というものでした。

この報告をもとに、市への引き取りの打診と観音崎公園全体について市民参加のワークショップが開かれています。

県に存続の働きかけを

日本共産党の井坂議員は、利用率も高く、青少年の活動に大きな貢献をしている施設なので存続に向けた努力を強く求めました。

市長は県に存続を働き掛けるとともに、急な施設の廃止などは行わないよう申し入れるとの答弁でした。

無償で市が引き取る選択肢も

しかし、市が引き取ることについては、県が施設の有償での買い取りを求めていることなどから現段階では引き取ることができないとの回答でした。

今後は無償で市が引き受けることも視野に入れて対応することが必要ではないでしょうか。

よこすか市民新聞2010年10月号より