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クリーンなイメージをふりまいているが、これがJERAの実態「脱炭素社会に向け石炭火力は中止を」

問われる事業者の姿勢

 3/15久里浜の横須賀火力発電所で火災が発生。地元の方々から不安の声が上がりました。発電事業者のJERAは火災の説明を求められても「火災は会社と関係ない」と対応を一切拒否。以前から敷地内で度々火災や事故が起きていたことから、井坂直議員は調査を行い市長に質しました。

「119番通報は4年間で27回も」JERAは火力発電所運転の資格が欠如している

 解体工事が始まった2017年5月からの4年間で、119番通報は、火災が4件・消防車出動は合計52台。また、救急出動は23件に上ったことがわかりました。さらに、3/15の火災を受けて消防局は立入検査を行い、原因調査と再発防止などの行政指導を事業者は受けている最中に、119番通報が3回あったことが判明しました。井坂直議員は議会で「火力発電を行う資格が欠如している」と厳しく問題提起しました。

市長も企業の取るべき対応を言及

 「事故を起こした場合、周辺のみなさまに不安を与えないようにすることは、企業として取るべき対応である」と市長は答弁。JERAは東京電力フュエル&パワーと中部電力の合弁会社で、国内最大の発電事業者です。東京電力は4月に東電社長が「原発の安全管理に問題がある」と立地自治体の福島県知事と新潟県知事に謝罪したばかりです。地元住民のみなさんからの信頼を失っており、これからの脱炭素社会の実現に向け石炭火力発電所建設中止が求められています。

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(上の写真)稼働しても「座礁資産」になると言われている久里浜で建設中の石炭火力発電所

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(上の写真)毎月行われている門前アクション