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2009年第2回定例会(6月議会)民生常任委員会

2009年度、井坂しんや議員は民生常任委員会の所属となりました。委員会での論議の一部を紹介します。

くらしを守るきめ細かなとりくみを一つ一つ着実に前進させていくしっかりした議論を

生活保護世帯の増加に合わせたケースワーカーの配置を

生活保護受給世帯が、昨年 5 月2,736 世帯だったものが、今年 5 月では 2,952 世帯と216 世帯も増えています。また 4、5、6 月の生活保護の新規受理件数が昨年1年間の受理件数に匹敵する100件を超えています。ケースワーカーの職員が7 月に1 名補充されましたが、増加する生活保護世帯に対応するための職員の増加はこれからも必
要です。

今回の補正予算で国の緊急雇用創出事業に伴い、生活福祉課には書類整理のための臨時職員が 2名増加となりました。

市の火葬場を坂本に一本化

市には現在、浦賀と坂本の 2 箇所に火葬場が設置されていますが、浦賀火葬場の老朽化は深刻であり、中央斎場への一本化が懸案事項となっていました。

今回の補正予算で坂本の中央斎場の防音対策などが出されましたが、これは坂本町内会との話し合いが進み、2012 年に火葬場の一本化の合意が取れたことに関連する内容でした。

新たな児童養護施設の設置

横須賀市が児童相談所を持つようになり、4 年目を迎えますが、これまで不足していた児童養護施設と乳児院が新たに設置される見通しとなりました。市の設置費補助を県の補助制度と同等としたため設置の見通しがつくようになりました。

ひとり親支援の拡充について

本会議で大村議員が父子家庭への児童扶養手当の支給など、ひとり親家庭への支援の充実について質問しましたが、その論議を受け、委員会でより具体的な施策の必要性に迫りました。とりわけ3 月に出された「ひとり親家庭等自立支援策報告書」の中で出された切実な要望を早期に具体化し、計画策定を進めるべきと迫りました。

3 人目のこどもの保育料が無料

国は子育て支援の充実として、いくつかの制度改定を行いました。

1 つ目は、保育園に 3 人の子どもを通わせている親の負担軽減として、3 人目の子どもの保育料を無料にすることとなりました。

2 つ目は、母子家庭の母親が看護師などの専門的な資格を取得するための支援の拡充として、生活支援金の給付期間を全通学期間に拡大すること。また、月額給付単価を 10 万 3000 円から14万1000円に増額することとなりました。

3 つ目は、不妊治療に対する補助をこれまでの10万円から15万円にすることとなりました。